県交通安全協会から表彰された大岡小学援隊の隊員として活動する 望月 昭さん 通町在住 83歳
”地域のおじいちゃん”役に
○…大岡小児童の登下校時間帯に通学路で見守り活動を行う。学援隊は12年間の活動が認められ、県交通安全協会から表彰を受けた。「『おじさん、毎朝ありがとう』と児童から話しかけてくれるようになったのが嬉しい」とほほ笑む。
○…通町で2人きょうだいの兄として生まれる。大岡小学校、南中学校の1期生で、学生時代を南区で過ごした。中学卒業後は祖父の代から続く建築関連の会社で働き、板金の仕事に励んだ。若いころからボランティア活動にも興味があり、南消防団には55年間、交通安全協会には35年間所属。「板金も消防団も体力勝負。昔は消防団も火事の現場で火消しに本格的に参加していたから体力が付いた」と笑う。現在も同協会の理事として南区の交通安全活動に取り組む。
○…学援隊に参加したのは5年前。小学校の会議に参加した際に校長から依頼を受けたのがきっかけ。「説明を受けるまで学援隊の存在を知らなかったが、交通指導員として活動していた経験もあり、興味を持った」と話す。現在では登下校の見守りだけではなく、学校行事にも積極的に参加。特別講師として教壇に立ち、交通マナーについての講義や給食会で児童と交流するなど、母校とのつながりを深めている。
○…妻と娘夫婦と暮らす。将棋が好きで、「頭の体操になる」という。通町一・二丁目の町内会長のほか、南消防団OBの副会長も務め、幅広い活動を続けている。「ボランティアは楽しくなければいけない」がモットー。「学援隊は個人が空いている時間に自由に活動できるので無理がなく楽しい」と話す。まちでは、大岡小を卒業した子どもから話しかけられることもあり、見守り役にとどまらない存在になっている。「地域ぐるみで子どもたちを見守っていくことが大切。これからも”地域のおじいちゃん”であり続けたい」と笑い、今日も交差点で子どもたちの安全を見守る。
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