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最新号:2012年2月 9日号
2010年9月 2日号
身近にある平和への一歩
○…横浜市内の小中学生が国際平和に対する思いを語る「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」で市長賞を受賞した。「賞を取れたことはすごく嬉しいけど、それ以上にピースメッセンジャーとして国際平和に携われるのが嬉しい」と、ユニセフ東京事務所などに出向き、市内の子どもたちの代表として平和のメッセージなどを伝える役割を務める、その仕事を心待ちにしている様子だ。
○…同コンテストに参加したのは今回で2回目。昨年は本選に進むことができず、悔しい思いをしたことから、今大会にかける思いはひとしおだった。5月に募集を知ってから、じっくりと時間をかけ考えをまとめ、話し方も訓練した。「国際平和」といっても、ニュースで戦争の様子を見るくらいで特に深い関心はなかったが、昨年、今年とスピーチに取り組んでいるうちに自然と平和について考えるようになっていたという。
○…スピーチのテーマは「生命の大切さ」。日ごろ、教室などで冗談や悪口として軽く放たれる「死ね」という言葉。「みんな『死』の重さを理解しているの?」。疑問が浮かんだ。それは一昨年に大好きな祖父を亡くした悲しみによるものだ。「死ね」なんてそんな簡単に言っていいものじゃない。その思いを実体験や考えにのせ、3分間のスピーチにまとめた。「生命を大切にすることが平和の原点」。そう締めくくったスピーチは「満点じゃないけど、全て出し切れた」と振り返る。
○…将来は、薬剤師として医療に関わりたいという。命を救う医師の道も考えたが、最近になり病気を治す薬を開発したいという思いが芽生えてきたそう。同コンテストを通じて、ユニセフなど国際機関にも興味が沸いてきたといい、夢は膨らむ。だが、その前に控えるのが高校受験。「受験に失敗したとしても、後悔だけはしたくない。『やりきった』って思えるように頑張りたい」。まっすぐに前を見据えた。