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保土ケ谷区版 公開:2011年7月21日 エリアトップへ

保土ケ谷公園内ギャラリーを拠点に活動するアーティスト 森田 ヒロさん 栄区在住 46歳

公開:2011年7月21日

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地域そのものを芸術に

 ○…アーティストとして画集出版や個展を成功させるほか、子ども達に絵の楽しさを体感してもらうイベントなどを、保土ケ谷公園を始め市内各地で開催。地域と芸術の融合を目指して活動を続けている。

 ○…2、3歳の子どもたちと一緒に、クレヨンや絵の具で大きなキャンバスに絵を描き、作品を作りあげる。『楽描(らくがき)アートセッション』と呼ばれるこのイベントは好評で、完成した絵は本にもなった。”楽描”という言葉には、「楽しく描くんじゃない。描く楽しさを知ってほしい」との願いがこめられている。まだ言葉で多くを伝えられない幼い子どもだからこそ、大人には絶対にマネできない芸術を生み出すという。

 ○…震災後は、地元住民から募った応援物資と、子どもたちと一緒に描いたアートで作った”東北応援フラッグ”を、直接被災地へ届ける活動も。これまで2度宮城県石巻市に足を運び、避難所や保育園で被災者の子どもたちとも”楽描”を行った。瓦礫の山を目にした時は「出しゃばったかな」という不安もあった。しかし「応援フラッグを見て泣いて喜んでくれる人、笑顔で絵を描いてくれる子ども達を見て本当に嬉しかった」という。今後も芸術を通じた支援を続けていくつもりだ。

 ○…普段の活動では、地域との共存を常に念頭に置いており、芸術を通じて人々と繋がることを大切にしている。「いろんな人が繋がりあって一緒に暮らしている。地域そのものがアート」と表現する。もう1つ、自身のアートに欠かせないのが音楽。カフェ等でDJも行い、個展でも会場では必ず音楽を流す。観客の前で演奏に合わせて絵を描くイベントでは、”美術のライブ”として、絵と音楽とを見事に融合させる。「絵を通じて人と対話する。アートがあれば幸せ。絵と音楽が無いと死んじゃうよ」と笑う根っからのアーティスト。これからも地域というキャンバスに、幸せを描き続ける。
 

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