区内・上菅田の八幡神社で9月11日、秋の祭礼行事が行われ、地元でも屈指の規模を誇る大きな神輿が3年ぶりに、その姿をみせた。
担ぎ手不足などにより、小型・軽量化が進む他所の神輿と比べ、昔と変わらぬ重厚な雰囲気を今に残す同神社の神輿は、昭和55年の不審火で本殿が消失した際も地元住民らが必死に避難させた、いわばシンボル的存在。ここ数年は道路事情などを考慮し、氏子の居る地域を進む「渡御(とぎょ)」が見送られていたが、再開を望む周囲の声に応え3年ぶりの復活となった。
急階段が”見せ場”
この日、神輿は朝10時から午後5時まで上菅田地区を渡御。50人の担ぎ手が2つのグループに分かれ、終日、威勢の良い掛け声が響き渡っていた。また、本殿から約30度の急斜面の階段で神輿を担ぎ上げる”見せ場”では、担ぎ手全員が集結。ロープなどを用いながら懸命な表情で無事に神輿を運ぶと、沿道の観衆などからも沢山の声援が贈られていた。上菅田自治会の松野正敬会長は「来年以降も(継続して)神輿を出していければ」と話していた。
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