神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2011年12月22日 エリアトップへ

関東防犯協会連絡協議会から「個人功労賞」を受賞した 田所 幸雄さん 区内・和田在住 68歳

公開:2011年12月22日

  • LINE
  • hatena

地域と歩む”親分”の矜持

 ○…生まれも育ちも保土ケ谷区。地元で店舗の外装や看板広告などを請け負う仕事を続けている関係上、どうしても野外での作業が多くなり「手入れが楽だから」と選んだ髪形がデザインパーマ。今では自然と呼ばれるようになった『組長』の愛称で親しまれている。

 ○…その名に相応しく、義理に厚く頼まれると嫌とは言えない性格はまさに親分肌そのものといった印象。自身、若い頃から目上の人に可愛がられてきた実感があるだけに、人間関係を中心に、地域を愛する気持ちは人一倍といった様子。これまでにも自治会や連合町内会の要職を歴任し、様々なボランティア活動などにチャレンジするなど、精力的な姿勢をみせている。

 ○…すべての行動の原動力となっているのが、30代の頃に耳にした「どこで人様の迷惑を掛けているか分からないのだから、ひとつぐらい人様の役に立つことをしたらどうだ!」という父親のひと言。この言葉に感銘を受けてからは、近所の消防団に加入したのを皮切りに、防犯指導員としてのキャリアも今年26年を数えるなど四半世紀以上にわたって地域のために汗を流してきた。「パトロール中に”ご苦労様、いつもありがとう”と声を掛けられるとやりがいを感じますね」とニッコリ。現在は週3回、いわゆる青パトを用いて地域を巡回して地域の安全を見守るほか、編集委員長として年に数回、防犯に関する広報誌を作成。町内会の掲示板や回覧を利用した広報活動などにも力を注ぐ。

 ○…長年にわたる功績が認められた今回の受賞についても「驚きましたね」と感想を述べる程度で、拍子抜けする程あっさりとした表情をみせる。そこには個人表彰よりも、皆が集まって一緒に楽しく活動ができた時に至福の喜びを感じるという『組長』ならではの美学と「若い世代を巻き込みたい」と願いながらも、高齢化や後継者不足に悩む活動の現状とのジレンマが、垣間見れたような気がした。
 

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

本田 悦二郎さん

保土ケ谷警察署の新署長に就任した

本田 悦二郎さん

川辺町在勤 57歳

4月18日

加藤 和さん

アートホールで開かれるDVD鑑賞会の上映前に舞台に立ち作品紹介する

加藤 和さん

花見台在勤 62歳

4月11日

山本 将大さん

ダウン症のドラマーで、地域を拠点にバンド活動を行っている

山本 将大さん

仏向町在住 18歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

伊藤 奈美さん

子育て中の親子に交流の場などを提供する「パオパオの木」の代表を務める

伊藤 奈美さん

狩場町在住 53歳

3月21日

木村 勝義さん

相鉄線和田町駅前の美化活動に尽力する「タクシー乗場委員会」の委員長を務める

木村 勝義さん

65歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook