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保土ケ谷区版 公開:2012年2月23日 エリアトップへ

県立保土ケ谷公園で開催中の「園芸療法・入門講座」で講師を務める 玉木 ゆう子さん 星川在住 52歳

公開:2012年2月23日

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植物の「癒し効果」、多くの人に

 ○…自身が所属する「NPO法人・日本園芸療法研修会」は、園芸の特長や性質を利用してリハビリや福祉、教育の現場で活かしてもらおうというコンセプトの下、全国250人の会員が都内を中心に様々な活動を展開する。保土ケ谷区では2回目となるこの入門講座で、スタッフの一員として講師やサポート役を担当している。「まずは、多くの方に『園芸療法』を知ってもらえるきっかけになれば」と、明るい笑顔を見せる。

 ○…今では保土ケ谷公園の園長などもレクチャーを受け、その考え方が公園づくりに活用されているこの療法との出会いは4年前。男性に交じり、プロの造園業者として活躍していた頃、母親が認知症になり「知識を活かした介護方法を」と、必死に模索していた最中だったと、当時を振り返る。

 ○…ちょうどその頃、自宅を改修して高齢者向け集合住宅の運営を開始。「いずれは、そこで実践できれば」という思いも重なり、園芸療法を着々と修得していった。水遣りなどの世話をして、成長を助けるという植物との関係性を見出し、充実感などを味わってもらえるよう手助けする、といった本質的な役割はもとより「植栽作業などの時に、ちょっとシャベルを取るといった動作が良いリハビリになるんですよ」とニッコリ。さらに自然の中で土に触れる事による心理的作用なども大きいのだとか。

 ○…理学療法とは異なり効果を数値化する事が難しいとされる園芸療法。その効果には個人差もあり、公的支援が受けにくいというジレンマを抱えながらも、「お年寄りや身体の不自由な方に、園芸を通して達成感を味わって貰えた時が、やっぱり嬉しいですね」としみじみ語る。実は、園芸の世界に本格的に没頭できるようになったのは子育てを終えた後からとの事。世間的には「遅咲き」なのかも知れないがプロの職人として、また園芸療法の伝道師として、日々成長を続けている印象を、強く受けた。
 

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