保土ケ谷交通安全協会の会長を務める 板橋 悟さん 峰岡町在住 70歳
”和”で交通安全維持を
○…区内のパトロールや交通安全に関わるイベント等で、警察と連携して取り組む「保土ケ谷交通安全協会」。その活動を牽引する会長職を約25年前から継続。地域の安全を長年見守ってきた。
○…地域ごとに設けられている同協会だが、自身の就任当時は県下でもっとも若い協会長。「名誉なことで嬉しかった反面、一生懸命やらなければという思いを強くしましたね」と当時を振り返る。運営を担う上では、寄付金の使い方にも細かく気を配るなど、「まずは協会そのものが地元から信頼を得られるための取り組みに苦心した」という。こうした努力が実り、保土ケ谷は現在、市内でも屈指の活動実績を誇る。3年前からは市交通安全協会の会長職も受け継いだ。現在は、地元企業の社長として現役で働く中で協会の仕事をこなす多忙な日々。それでも精力的に活動を続けているのは「お世話になった人々への感謝を忘れず、地域のために取り組んでいかないと」との固い決意があるからだ。
○…4半世紀という歳月の間には、街も大きく変化してきた。「区内に大きな道路が通るなどして便利になった反面、交通量が増えたこともあって事故が増えましたね」と話す。また「最近は人々の心配りがうすくなってきたと感じます」と表情を曇らせる。イベント等で交通安全を呼びかけても、他人事と考えている人が多い。「隣に歩いている子どもも我が子のように見守ってあげられる、優しい地域にしていけたら。”和”が交通事故を減らしていけると思っています」と優しい笑顔で話す。
○…スポーツが得意で、特に柔道は学生時代、全国レベルの腕前を誇った。その元気さから、小さい頃は周囲から「金太郎」と呼ばれていたのだとか。温かな笑顔からにじみでる優しさと、その奥に隠された強さは、地域の安全を守り続けていく、たくましい武士の姿を思わせた。
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