保土ケ谷区星川在住の関達也さんが、人命救助を行ったとして5月23日、西消防署(松原正之署長)から感謝状を贈られた。関さんは今年3月、仕事中に意識を失った女性に遭遇。心肺蘇生を施し、救助に成功した。
企業の管理業務などを行っている関さんは3月27日、西区にある管理先のホテルを訪問。支配人から、宿泊客が意識を失ったことを知らされた。
救急車の到着を待つ間、倒れている女性の状態を確認すると呼吸をしておらず、脈も確認できなかった。心音が聞き取れないことなどから、女性が心肺停止状態にあると判断した関さんは、すぐに心肺蘇生を開始。気道確保や心臓マッサージを行った。処置を続けていると、女性に反応が見られたため、人工呼吸を行うと、脈が戻ったことを確認できたという。
その後、駆けつけた救急隊に処置を引き継ぎ、女性は無事一命をとりとめた。西消防署ではこれを受け、5月23日、関さんに感謝状を授与した。一度、心肺停止状態に陥った人を、一般人が蘇生させた例は全国的にも珍しく、消防や病院関係者からも感謝の声が寄せられているという。
関さんはボランティアの経験などから「なにかの役に立てば」と22歳の時に救急救命士の資格を取得。救命に関する知識を持っていたことが成功に繋がった。今回の件に関して「脈が戻った時は嬉しくて涙が出た。1人の尊い命を救うことができて、本当に良かったと思う」と話していた。
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