名産品で福島に元気を 交流会で「ほどじゃが」寄贈
保土ケ谷産のジャガイモ(通称・ほどじゃが)を使った焼酎で、地産地消(商)の推進に取り組んでいる「ほどじゃが焼酎の会」が7月14日、東日本大震災の被災地を支援するイベントを行った。
同会では、区内で昭和初期頃に生産が盛んだったジャガイモを地域活性化に役立てようと、2006年頃からオリジナル焼酎の製造を開始。区内の商店などで販売を行っている。
今回、同会は被災地支援に取り組む福島県の団体「ハートネットふくしま」や、港北区の農家などと協力し「ふくしまっ子よこはまっ子スマイルプロジェクト」を立ち上げ。同日、金沢区の野島キャンプ場で、福島から親子連れを招いての交流会を開催した。
交流会の前には、プロジェクトのメンバーや地元の子ども達が、福島の子ども達にプレゼントするための「ほどじゃが」を収穫。仏向町で農家を営む山本毅さんの畑で、合計300キロを超えるジャガイモを一生懸命に掘り起こした。
交流会は、被災地の現状について語り合う座談会やボランティア団体代表による講演会、子ども達を対象とした横浜Fマリノスのサッカー教室などを交えて、一泊二日で実施。福島から訪れた21人を含め、約70人が参加した。
参加者からは「楽しく交流しながら、被災地の現状や本音を聞くことができ、勉強になった」「どのように支援していけるのか悩んでいたが、横浜からもできることがたくさんあると思えた」といった感想が聞かれたという。
また福島県の子ども達には、ほどじゃが焼酎の会から、採れたてのジャガイモ約50キロが、港北区の農家からは、同じくこの日の朝に収穫されたニンジンがプレゼントされた。
関係者は「普段は別々の活動をしている団体が集まって、このようなイベントを実現できたことはとても嬉しい。プロジェクトの活動は今後も継続していきたいと思っている」と話していた。
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