サッカー・J2の2013シーズンが3月3日(日)に開幕する。保土ケ谷区に拠点を置くプロサッカーチーム「横浜FC」は、3日にFC岐阜とアウェイ戦で対決。ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川区)でのホーム開幕は、10日(日)の徳島ヴォルティス戦となる。
同チームは昨シーズン、開幕後の3月下旬に成績低迷から前監督を解任し、山口素弘監督が新たに就任。その後、5月には6連勝を達成するなど怒涛の巻き返しを図り、リーグ戦で4位に。 昨シーズンから導入された「J1昇格プレーオフ」に進出したが、惜しくも準決勝で敗れ、あと1歩のところで昇格を逃した。
現在、チームは西谷浄水場内のトレーニングセンターでの練習や強化キャンプなどを重ね、開幕に向け準備を進めている。
「FCらしさを」
今シーズンは、13人の新加入選手を迎えた他、約6年間在籍し、昨シーズンはキャプテンを務めた難波宏明選手が「水戸ホーリーホック」に期限付き移籍。メンバーの顔ぶれに大きな変化がある中、「あと一歩届かなかった昇格に向け、昨シーズンよりパワーアップし、ナンバーワンに」などの決意を込めたスローガン「+ONE」(プラスワン)を掲げて戦う。
また、この言葉には「山口監督オリジナルの横浜FCらしいオンリーワンのサッカー」という意味も込められている。開幕初戦から山口監督体制で迎えるのは今シーズンが初となり、昨シーズン好成績を残した新たな指導者に期待が高まる。
観客増で新たな試み
こうした中、チームではホーム戦の観客動員数を増やそうと新機軸の「ホームゲーム連勝祈願チケット」を導入。ホーム戦でチームが勝ち続ける限り、1枚のチケットで連続して観戦できるという仕組み(10日のホーム開幕戦から開始)で、新たな試みが話題となっている。
地元からもエール
チームが練習場を区内に移転してから今年で4年目。保土ケ谷区民デーの開催や、地域イベントへのFCブース設置など、地元との連携も着実に進む。
昨シーズン終了後には選手らが鈴木和宏区長を表敬訪問し、区から必勝祈願のダルマがプレゼントされるなど、”保土ケ谷区のサッカーチーム”として区民らの期待も高まる。
開幕を前に、鈴木区長は「今年こそJ1昇格を実現し、保土ケ谷をチームカラーの青一色に染める日を信じています」とエールを送っている。
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