神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2013年4月18日 エリアトップへ

「ほどがや☆元気村」村長に就任した 泉俊郎(としお)さん 西谷町在住 66歳

公開:2013年4月18日

  • LINE
  • hatena

農業通じ地元へ「恩返し」

 ○…区内唯一の水田で、地元ボランティアと子ども達が米や野菜作りを行っている「ほどがや元気村」の3代目村長に就任した。自身は定年となる60歳まで、会社勤務のサラリーマン。専門的な農業の知識はほとんどないため「経験が少ない私でいいのかな」と控えめに笑う。

 ○…元気村事業に参加したのは2010年。自宅の近くに広がる水田で行われていた活動を、間近で見ていたことから興味を持ち、同事業が実施する「ボランティア養成講座」に参加。基本的な農作業のノウハウを学んだ。「田おこしから始まり、どんどん成長していく食物の姿や、活動を通して同じように成長していく子ども達の笑顔をみていると、本当に嬉しいですね」と和やかな表情で話す。

 ○…同所の実行委員と役員を計3年間務め、多くの地域住民とともに活動を支えてきた。農作業のほか、わら細工の体験教室なども行っている元気村の活動を通して「外で遊ぶ機会が少なくなった現代っ子たちに、昔ながらの遊びの面白さも伝えていけたら」と目を輝かせる。

 ○…生まれは神奈川区。幼い頃に保土ケ谷区へ転居し、以後60年以上住み続けている愛着ある地元。「小さい頃は帷子川で泳いだり、釣りをしたりしました。ずっと暮らしている地元のために、少しでも貢献できたら」という想いから、会社を定年退職したことを機に、地域の様々なボランティア活動に参加。元気村事業をはじめ、区内の歴史や自然、食べ処などを紹介する「ほどがやめぐり隊」の実行委員を務めるなど、地元への「恩返し」を実践し続けている。

 ○…夏の夜には、ホタルが舞うという同所の水田で「地域の皆さんと、観賞会ができたら面白いですね」とも。村長として新たな活動の拡充にも希望を膨らませる。愛する地元の魅力、農業の素晴らしさを多くの人々に伝え、地域全体を明るい「元気村」にしていく。

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

伊藤 奈美さん

子育て中の親子に交流の場などを提供する「パオパオの木」の代表を務める

伊藤 奈美さん

狩場町在住 53歳

3月21日

木村 勝義さん

相鉄線和田町駅前の美化活動に尽力する「タクシー乗場委員会」の委員長を務める

木村 勝義さん

65歳

3月14日

山口 亮子さん

星川商店会が開講中の企画「まちゼミ」で中心的役割を担っている

山口 亮子さん

星川在住 46歳

3月7日

渡邊 桃伯子(ともこ)さん

「ヨコハマSDGs文化祭」の実行委員長を務める

渡邊 桃伯子(ともこ)さん

67歳

2月29日

綿貫 展久さん

くぬぎ台団地の「木曜市」などに参加し、食を通じた地域活性化に取り組む

綿貫 展久さん

坂本町在勤 52歳

2月22日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月21日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや

    vol.514

    ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや

    「春の花【2】」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)

    3月21日

  • 法話箋 〜鹿苑〜

    日蓮宗樹源寺 権住職 日比(ヒビ)宣仁(センジン) 連載35

    法話箋 〜鹿苑〜

    行位論(ぎょういろん)について―六即説(ろくそくせつ)―

    3月21日

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook