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保土ケ谷区版 公開:2013年6月20日 エリアトップへ

パティシエとして昔ながらの味にこだわったレシピ本を出版した 鈴木 安弘さん 仏向町勤務 60歳

公開:2013年6月20日

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結実した「二刀流」の努力

 ○…19歳から有名ホテル等でフレンチをはじめとする王道の洋食を学び、海外でも修行。実力を養う一方、45歳の時に、幼少の頃からの夢を叶えるべくパティシエ(お菓子職人)に転身した。

 ○…一見、同じような仕事に思われがちな「シェフ」と「パティシエ」。しかし、ホテルの調理場などでは作業部屋も明確に分かれており、25年以上のシェフ経験をもってしても、菓子作りはゼロベースからのスタートだったという。またパティシエには女性が多く、ケーキ専門店で修行を重ねた4年間については「職場の雰囲気に慣れるのに苦労しましたね」と苦笑い。「夢のため、培ってきた仕事の土台を一新する事に迷いはなかったか?」という問いに「まぁ、縁とタイミングですかね」とサラリ。だが遅咲きの”二刀流”を目指し、相当の努力を重ねてきた事は想像に難くない。

 ○…現在は仏向町にあるゴルフ練習場に併設されているレストランでチーフパティシエを務める。2003年の勤務当初はシェフも兼任。初めはメニューのコンセプトを十分理解しないまま、ホテル勤務の頃に2、3千円で提供してきたカレーのレシピを再現して会社からダメ出しされたことも。「練習場の利用客だけでなく、近隣の方にも日常的に立ち寄ってもらえるよう『家庭料理のワンランク上の味を目指す』『昔、母親が作ってくれた懐かしい味を提供する』ために、家庭の味をプロが作ったらこうなります、という仕事が求められていたんですよ」と話す。

 ○…基本的な考え方が合致すれば、あとはベテランの本領発揮といった様子。高級食材より「旬」「朝採り」「地モノ」などにこだわったメニューは好評を博し、パティシエとして最初に腕を奮った「プリン」も今ではすっかり定番メニューに。今回、還暦を記念して出版したレシピ本に載っている数々のスイーツには、半世紀以上にわたるあくなき探求心と弛まぬ苦労が詰まっている。

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