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保土ケ谷区版 公開:2013年6月20日 エリアトップへ

天王町商店街 貸スペース事業が10周年 22日から記念イベント

経済

公開:2013年6月20日

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沢山の出店者が揃うことで、結果的にバラエティに富んだ品揃えが実現し、魅力の一翼を担っている
沢山の出店者が揃うことで、結果的にバラエティに富んだ品揃えが実現し、魅力の一翼を担っている

 天王町商店街協同組合が主体となり運営しているレンタルスペース「棚2(たなたな)てんのうちょう」(保土ケ谷区天王町1の8の13 【電話】045・331・3300)がこの程開店から10周年を迎えた。同所では、これを記念して6月22日(土)から30日(日)まで「感謝フェア」を予定している。

 地域の人たちが集える場所として、また天王町エリアでの新しいビジネスモデルとして2003年6月にスタートしたこの事業。商店街の一角にある店舗を活用し、大小あわせて120区画の「棚」を設け、希望者のニーズの応じて3カ月単位で貸し出されている。

 小さなお店の店主となった利用者は、それぞれが作ったアクセサリーやビーズ、陶芸品などをこのスペースに陳列し、販売している。

 また店内では、こうした棚の魅力を伝えるための企画展なども行われており、天王町商店街の特長的な施設へと成長。食品など一部展示できない商品はあるものの、その売上具合で自分の技量が推し量れるため、趣味的な活用方法の他にも、大掛かりな店舗を構える前の試金石として重宝されるケースもあるという。

好況続く利用率

 今ではこうしたレンタルスペース事業は保土ケ谷区やその近隣などでも盛んに展開されており、ポピュラーな存在に。だが10年前はまだ手掛ける商店街も少なく、当時を知る関係者は「出店希望者向けに行った事前説明会の会場が満員で、ごった返すほどでしたね」と振り返る。開始当初から高かった注目度に加え、商店街もこのレンタルスペースを全面的にバックアップ。出店募集の告知や、企画展のPRなどにも力を入れてきた結果、棚の空きスペースが常に「満杯」や「数枠のみ」という好況が10年にわたり続いている。エリアによっては出店者の確保に苦戦したり、事業そのものから撤退するケースもある中、安定した運営を手掛ける同所は先駆者的な存在。新規参入を目指す商店街などからの視察も多いという。

「フリマついでにお立寄りを」

 天王町商店街の代表理事の一人として、この「棚2てんのうちょう」に深く携わってきた小森義治さんは「10周年は皆さんの協力の賜物。これからも多くの方に喜んでもらえるような、より魅力的な場所へと発展させていきたい」と話し「22日から行うフリーマーケットにお越しの際などにも、ぜひ気軽に立ち寄ってもらえれば」とPR。6月22日(土)から30日(日)までは感謝の意を込め「保土ケ谷せんべい」を限定で進呈する記念フェアも予定している。

22日から進呈される「保土ケ谷せんべい」
22日から進呈される「保土ケ谷せんべい」

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