8月6日に保土ケ谷区今井町で発生したキックボードの死亡事故を受け、保土ケ谷警察署(横田善信署長)では、遊具の利用や交通ルールについて注意を呼びかけている。
8月6日の午後6時45分頃、今井町の一般市道でキックボードに乗っていた小学1年生の男児が、T字路で普通貨物車と衝突。男児が死亡するという事故が発生した。男児は下り坂を走行中だった。
事故はテレビのニュース等でも全国的に大きく報じられ、遊具の使用に関する問題点を浮き彫りにした。
同署ではこの事故を受けて管内のパトロールを強化し、遊具を道路で使用している際には声をかけ、中止を促した。また署員が区内の21小学校すべてを訪問し、教職員らに注意喚起の協力を依頼。夏休み中のため一部小学校では、防犯情報などのメール配信制度などを利用して、保護者らに注意を呼びかけた。
14日にも事故
キックボードやスケートボードなどの遊具を、交通のひんぱんな道路で利用することは法律で禁じられている。しかし、こうした交通ルールや危険性を十分把握しないまま使用してしまうケースが多いのが現状。
6日の事故後、報道や署の呼びかけがあった直後の14日にも、上菅田でキックボードに乗っていた児童と軽自動車が衝突する事故がふたたび発生。幸い大事には至らなかったが、同じく一般市道での利用による事故だった。
安全教育を強化
同署署員は「自転車とは異なり、キックボードなどは幼い子でも簡単に乗れるようになる分、ルールや危険性を学ぶ機会が少なくなっているのでは」と話し、「子どもに遊具を買い与える際には、家庭での安全教育もしっかり行ってほしい」と呼びかけている。
今後、署では各小学校で定期的に開催している交通安全教室の場でも、遊具利用について注意を呼びかけるなどし、再発防止に努めていく。
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