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保土ケ谷区版 公開:2013年12月19日 エリアトップへ

保土ケ谷区民生委員児童委員協議会の会長に就任した 江渕 武雄さん 西谷在住 70歳

公開:2013年12月19日

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「天職」の活動、邁進へ

 ○…いわゆる「生活弱者」の味方となり、行政とのパイプ役を果たす「民生委員児童委員」は地域におけるセーフティーネットの体現者。12月に厚生労働大臣から委嘱を受け、約300人の委員を率いる事になったリーダーは「任された以上は前向きに、行政と歩調をあわせ(活動を)発展させていければ」と抱負を語る。

 ○…主な役目は「お年寄りの話し相手」から「生活保護や介護認定の相談」、さらには「幼児虐待の通報」などに至るまで、担当するエリアから発せられる様々な”SОS”に迅速な対応が求められる純粋な奉仕活動。また万一、老人の孤独死などが起ころうものなら「見守り体制は十分だったか」などを問われる可能性も出てくる。だが「寄付、社会貢献こそがボランティア」という信念の下、約10年にわたり民生委員児童委員として活動を継続している。その理由を尋ねると即座に「私の天職ですから」とキッパリ。一瞬鋭くなった視線に、高い誇りと責任感の強さを感じさせた。

 ○…自身、40年にわたり区内で保育園を運営。現在、100人以上の子ども達を預かる重責も担う。子どもの身体にアザなどがないかをついつい確認してしまうのは、児童委員の役割ゆえ、と笑顔をみせる。また園児と地域のお年寄りとが交流できる場を設けるなど、地域貢献にも尽力している様子。師走も重なり最近では日々5分刻みというタイトなスケジュールだが「フットワークは軽い方だと思いますよ」と話し、保育園理事長と協議会会長の仕事を日々、両立させている。

 ○…保土ケ谷区は近年、福祉保健計画に基づき、自治会や地域福祉施設、ケアプラザなどが協力し「ケアを求める区民情報の把握・共有」など、しっかりとしたシステムが構築されつつあると分析する。「今後はこれをいかに機能させていくかですね」―。要援護者を複合的にサポートする仕組みづくりに向け、その双肩に掛かる期待は大きい。

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