グッドバランス賞 保土ケ谷区から2社認定 「働きやすさ」を評価
男女ともに働きやすい職場づくりを進めたとして、区内の一般財団法人育生会横浜病院(碓井貞彦理事長)と、グランコーヨー株式会社(大庭公善社長)が市から「よこはまグッドバランス賞」の認定事業所に選ばれた。
同賞は今回で7回目。過去最多の32事業所が認定された。横浜病院は4回目、グランコーヨーは初の受賞となった。
院内保育の利用充実
横浜病院は看護師の雇用確保対策として、従来から院内保育室の利用充実に取り組んできた。今回は孫も預けられる託児施設の利用料見直しや休日利用の拡大をおこなった点を評価された。「最近では求職者からも”グッドバランス賞を受賞している病院”と認識されており大変嬉しい」と話す。また、院内の一角にキッズコーナーを設置、職員満足度調査を実施し、意見箱を設置するなど職場環境の向上に力をいれる。碓井理事長は「今後も職員満足度調査や意見箱からの意見を分析し、より一層働きやすい環境の整備と職員の定着率向上を意識して取り組んでいきたい」と語っている。
連続休暇、12日間
教材の販売事業を行っているグランコーヨー(株)。卒業式や新年度が繁忙期となるが、夏休みは比較的長い休みが取りやすいため、12日間の連続休暇を取得し、年間を通じメリハリをつけ、社員が子どもや家族とゆっくり過ごせるよう制度を整えている。また総務・経理・請求業務は、地域の女性をパートタイム社員として戦力化。採用時に希望を聞きライフスタイルに合わせ労働時間を設定している点が評価された。
大庭社長は「市からヒアリングを受けた際に、働きやすいか質問された女性のパート社員が、会社に近い小学校に通う自分の子供が学校帰りに家の鍵を取りに来て、親の隣で宿題をやりながら仕事を終わるのを待つエピソードを話していた。受賞も嬉しいが、経営者とし従業員に恵まれていると嬉しく思う」と話している。
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