振り込め詐欺、今年3件 留守電設定を呼びかけ
保土ケ谷警察署管内で2月に入り、14日と18日に振り込め詐欺が発生。今年に入り3件(未遂2件)となり、県下でも2月20日現在で前年の97件増の170件と多発していることから、さらなる注意を呼びかけている。
昨年保土ケ谷区内で発生した振り込め詐欺は32件(未遂2件)で、被害総額は約1億円。2012年は14件と、1年で倍増した。
息子や孫になりすますオレオレ詐欺が主な手口だが、役所や保険庁の職員になりすまし現金を奪う還付金詐欺では女性の声でかけてくる場合もあり、「男の声だけが振り込め詐欺だと思わないでほしい」と生活安全課は呼びかけている。
すぐにできる対策として同署が提案しているのが、固定電話の留守番電話設定。犯人は留守番電話の場合、すぐに電話を切るため効果的だという。また通帳に子や孫の連絡先を記入するのも、銀行員が確認を取りやすく阻止しやすい。このほかポスターを作成し、各所に配布している。
最近2件のケースは息子や孫を名乗り、「会社の小切手が入ったかばんをなくした」と話し、短時間で何度かやりとりし、最後になって自分が現金を取りに行けず部下や経理担当を行かせるという手口。高橋健生活安全課長は、「息子から電話でお金を要求されたら詐欺と思うくらいの気持ちで。絶対に本人以外にお金を渡さないで」と話す。
郵便局が阻止
21日には振り込め詐欺を未然に防止したとして、横浜保土ヶ谷三郵便局局長の間中隆一さんに感謝状が贈呈された。1月29日に高額の貯金を引き出しに訪れた女性に理由を聞いたところ、「義理の息子から孫の入学資金が足りないと電話がかかってきた」という。職員がもう一度電話して確認を促したところ、振り込め詐欺とわかったという。間中さんは、「金融機関は最後の砦。ここで防止しなくてはと思い日々仕事している」と語った。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>