保土ケ谷区災害ボランティアネットワーク(鈴木方規代表)は3月23日、星川地域ケアプラザで研修会を行った。
この日は、同ネットワークの鈴木代表が「くぬぎ台小学校地域防災拠点の取組〜地域に根付いた防災・減災」をテーマに講演。その内容を踏まえ、防災アドバイザーの佐藤榮一さんをコーディネーターとしたグループディスカッションを行った。地域で防災・減災活動に取り組んでいる区民ら、約50人が参加した。
講演で鈴木代表は、日常の安心・安全を目標とする防犯と、非日常(災害時)の安心安全を目標とする防災の関連性を解説。「日常的な防犯の危機意識を、非日常の防災につなげていく必要がある」と語った。
グループディスカッションでは、それぞれが自身の地域で行っている防災活動を紹介。救急キットの普及や避難時の認知症患者の対応、防災訓練への現役世代の低参加率などの課題について意見交換を行った。
コーディネーターを務めた佐藤さんは、区内の救急車が4台(約5万人に1台)しかないことなどを例に「行政はみなさんを助けるほどのエネルギーを持っていない。自分たちで身を守るためには『自助』や『近助』の意識が大切」と訴えた。
鈴木和宏区長は「正解は1つではない。それぞれの地域に合わせた対策をしていくためにも、話し合いは絶対に必要」と研修会の意義を語っていた。
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