区内・常盤台の横浜国立大学(鈴木邦雄学長)で7月17日、リスク研究をテーマとしたサイエンス・サロンが開催された。
これは、同大学出身で現在は名誉教授でもある研究者・中西準子さんが、昨年、瑞宝重光章を受章したことを記念して28日まで行われていた企画展「リスク研究への道のり」の一環で開かれたもの。
この日は、リスクの的確な捉え方、その上での自分なりの答えを出すことの大切さを語った。参加したのは事前に申込みをした学生ら30人。約50年にわたり研究者に取り組んできた中西さんの「数多にあるリスクの全体を見ることが大切。そのためには庶民感覚が必要だ」といった話に、参加者は熱心に聞き入っていた。
講演後の質疑応答では、「ゼロリスクと言うものはないが、どのレベルならみんなが納得できると考えているか」との質問に対し、「多くの論争、裁判を経て1つの基準が決められる」と言う米国の例を挙げ「まずは意見を出さなければならない。その中から、最後は国が選択する」と持論を語っていた。
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