市立桜台小学校のPTAを主体とする吹奏楽クラブ「桜台小学校PTAバンド」(青木洋樹代表)が今年、結成10周年を迎えた。8月23日(土)には、保土ケ谷公会堂で記念コンサート「大感謝祭」を開催する。
同バンドは、2004年に11月に結成。当時の海野敏朗校長が、PTA会員の交流手段としてバンド結成を提案したことがきっかけとなった。瞬く間に賛同者を集めたこの提案は、同月に行われた運営委員会で正式決定し、メンバーの募集が行われた。
バンド結成初期は主にPTA役員の他、希望児童が参加している特設器楽クラブの保護者たち約30人が参加した。音楽経験は問わず、当時、PTAの一人であったプロの音楽家・藤川典子さんが各々のレベルに合わせた編曲などを行い、「楽しむ」ことをテーマに活動を開始した。
10年の歳月を経た現在、メンバーは約35人。子どもが小学校を卒業しても、同バンドへの参加は認められているため、初期メンバーも多く残っている。「続けているとだんだんハマってしまい、自分で楽器を買った」というメンバーも。また、親子で一緒に練習することで、普段はなかなか見せることのない「頑張っている親の姿」を子どもに示す、貴重な機会にもなっている。
地域の交流の場に
通常のPTA活動では、同学年や同時期に在学している会員同士の「ヨコのつながり」は生まれるが、子どもがOBになっている親と「タテのつながり」はほとんどない。同バンドで、そういった「通常では出会えない人とも出会えるのも嬉しい」と会員は話す。地元での知名度も年々高まり、近年は障害者支援施設やコミュニティハウス、老人ホームなどでの演奏も行っている。
歴代校長らも参加
今回のコンサートは、これまでの10年間を振り返るプログラム内容となっており、過去に演奏した曲目を多数披露。歴代の校長やPTA会長も参加し、例年の定期コンサートよりも盛大に催される。
青木代表は「多くの先輩方のお陰で10年間継続してこられた。発足し、これまでつなげてきた方への感謝を表せるような演奏をしたい」とコンサートへの来場を呼びかけている。
コンサートは、8月23日(土)午後3時開演(2時半開場)、入場無料。
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