保土ケ谷警察署によると、昨年1年間で発生した保土ケ谷区の交通事故件数は一昨年より56件減の608件であることがわかった。死者数は3人と変わらなかったが、負傷者数は86人減の702人と全体的に減少傾向にある。神奈川県全体でも、死亡者数は17人増の185人だが、負傷者数は4426人減の3万5963人、事故自体の発生件数は3412件減の3万435件と、こちらも減少している。
高齢者の割合微増
事故発生状況を時間別で見てみると、午前8時から10時と午後4時から6時までの間にそれぞれ90件以上発生している。事故内容は、車両同士の追突が158件とおよそ4分の1を占め、対人では横断中の79件が最も多い件数だ。子どもや二輪車、自転車などの事故が減少している一方で、高齢者によるものが7件増の182件を記録した。これは事故全体の30パーセントの割合となっている。
また区内道路別の事故発生状況は、国道16号線が110件、同1号線が94件と、全体の約3割が国道で発生していた。中でも16号線の和田町交差点付近や川島町、梅の木の交差点周辺は事故多発地帯となっており、保土ケ谷警察署は注意を呼び掛けている。同署の担当者は「事故全体の約40パーセントが交差点やその付近で発生しています。歩行者が関係する事故のうち約46パーセントが道路横断中でした。青信号で横断歩道を渡るときも、必ず注意確認をしてください」と話している。
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