神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2015年2月26日 エリアトップへ

先日行われた「日本ジュニア室内陸上」の棒高跳びで全国優勝を果たした 岡本 拓巳さん 横浜清風高校 3年

公開:2015年2月26日

  • LINE
  • hatena

世界目指す若き才能

 ○…全国からトップクラスの高校生が集まる「日本ジュニア室内陸上」棒高跳びで、自己新記録をマーク。全国制覇を果たした。インターハイや海外の舞台でも活躍した国内屈指の実力者ながら、頂点に立ったことがなく、今回が初タイトル。「自己ベストを跳んで優勝が目標だったので、達成できてよかった」。淡々と語る様子からは、大器の片りんがうかがえる。

 ○…地元・上菅田中学校入学と同時に始めた陸上競技。何気なく入部したが、かっこよくバーを越えていく先輩たちに憧れ、棒高跳びの道へ。全国大会に出場するなど力をつけていくと、3年最後の大会では、神奈川県の中学生記録を塗り替えるまでに至った。「勉強が苦手で、進学せず就職して競技も辞めようと思っていたけど、ここまで育ててくれた人に申し訳なくて。記録を出した以上、大舞台で入賞して、恩返ししたくなった」。競技への熱い原動力が垣間見えた。

 ○…高校2年生の秋、走ることも跳ぶこともできなくなるほどの腰痛を抱え、挫折を味わった。実践練習の多さが成績に結びついていた自負もあり、腰に負担をかけないメニューばかりで不安に駆られたという。そんな時、体幹を鍛え、腰痛を乗り越えた棒高跳び選手の話を聞いた。そこで毎日、練習前に体幹トレーニングを取り入れると、3年の夏には完全に克服。記録も伸び、全国制覇の重要な要素の一つに。「跳躍が好きで棒高跳びを始めた。再び跳べた時、その楽しさと喜びを改めて実感した」

 ○…実績を残してきた秘訣は「深く考えず気楽にいつも通り跳ぶこと」。プレッシャーをものともせず、自己新記録を更新するのは決まって全国や海外の大舞台。「自分は本番にめちゃくちゃ強い」と語る言葉も力強い。目標の東京五輪出場に向け、来春から日本体育大学に入学し、まずは校内の代表に選ばれることを目指す。さらなる高みをめざし、若き才能は跳び続ける。
 

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

伊藤 奈美さん

子育て中の親子に交流の場などを提供する「パオパオの木」の代表を務める

伊藤 奈美さん

狩場町在住 53歳

3月21日

木村 勝義さん

相鉄線和田町駅前の美化活動に尽力する「タクシー乗場委員会」の委員長を務める

木村 勝義さん

65歳

3月14日

山口 亮子さん

星川商店会が開講中の企画「まちゼミ」で中心的役割を担っている

山口 亮子さん

星川在住 46歳

3月7日

渡邊 桃伯子(ともこ)さん

「ヨコハマSDGs文化祭」の実行委員長を務める

渡邊 桃伯子(ともこ)さん

67歳

2月29日

綿貫 展久さん

くぬぎ台団地の「木曜市」などに参加し、食を通じた地域活性化に取り組む

綿貫 展久さん

坂本町在勤 52歳

2月22日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月21日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや

    vol.514

    ミルキーJr.モカ Jr.モネのほどがや

    「春の花【2】」文/ささきやすえ(区内在住・フリーライター)

    3月21日

  • 法話箋 〜鹿苑〜

    日蓮宗樹源寺 権住職 日比(ヒビ)宣仁(センジン) 連載35

    法話箋 〜鹿苑〜

    行位論(ぎょういろん)について―六即説(ろくそくせつ)―

    3月21日

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook