横浜市内商店街の麺類ナンバーワンを人気投票で決める「ガチめん!〜汁もの編〜」に保土ケ谷区内からエントリーしている5店舗の出品商品が明らかになった。各店が趣向を凝らした麺料理で「横浜王座戴冠」を目指す。
市内商店街の活性化を目的に一般社団法人横浜市商店街総連合会が5年前から取り組む「ガチシリーズ」では、これまで「コロッケ」「スイーツ」「丼」「カレー」の横浜ナンバーワンを決してきた。
「麺」をテーマにした今シリーズには、市内18区41商店街から、54店舗がエントリー。保土ケ谷区内からは「そば処竹林」(天王町商店街(協))「割烹冨がし」(同)「焼肉牛若丸」(同)「和醸良酒」(同)「博多ラーメン黒丸」(和田町商店街(協))が名乗りを上げた。
具沢山そば
過去に「カレー篇」にもエントリー経験もあり、2度目のシリーズ出場となるそば処竹林は今回、小海老や山菜、竹の子、椎茸、花鰹など10種類の具をあしらった「具だくさんにぎわいそば」で勝負。20年前のオープン以来、女性を中心に根強い人気を持つメニューで店主の小森さんは「自信の品。北海道知床産の粉を使った蕎麦と、甘味のある汁をご堪能いただきたい」と話している。
故郷・山形の味
割烹冨がしは、夏を乗り切る涼やかでありながらパンチのある「涼麺三重奏」を出品。主人の出身地・山形県産の「こんにゃく麺」の上に乗る夏野菜を刻んだ郷土食「だし」、香菜、鶏ひき肉のピリ辛煮をかき混ぜて「すっぱ辛い」スープと絡めながら食す。冨樫さんは「入賞する意気込み。工夫を凝らした一品です。この企画を通じて商店街の活性化につながれば」と意気込んだ。
元々は賄い料理
焼肉店の牛若丸は「ユッケジャンうどん」を勝負メニューに選んだ。元々は調理人が賄いとして食していたが、常連客の「あれ食べたい」のひと言でグランドメニュー化。実家は精肉店を営むという店長の阿部さんが自家製コチュジャンとA5ランクの肉を使い仕上げたスープとうどんは相性抜群で「熱い季節に汗をかきながら、うどんをすすっていただければ」と話している。
3度目の挑戦
カレー、丼シリーズにつづき3度目の挑戦となる和譲良酒は大会用に開発した「エスニックなスパイシースープのフォー」でエントリー。スパイスにタイカレーを使ったスープは鰹出汁をベースにすることで、日本人好みの味に仕上がった。豚バラの炭火焼き、ナスの素揚げなどボリュームも満点。店主の堀内さんは「続けて出ることで、より良いメニューを考案するきっかけになっている」と話す。
新開発の中太麺と紅焼鶏を味わう
和田町の博多ラーメン黒丸はさっぱりの家系ラーメンで高成績を目指す。今シリーズに合わせ中太麺を開発し、鶏肉のチャーチャーシュー「紅焼鶏」、キャベツ、もやしなどをトッピング。お好みで香菜を乗せることもできる。店主の鄭さん「自信作。午後2時からの提供ですが、和田町のシリーズ最高成績の10位を上回り、チャンピオンを目指したい」と意気込む。
ミカミのコロッケ以来の好成績を
これまでの4シリーズでは第1弾の「コロッケシリーズ」で霞台の「見上商店」が提供する「ミカミのコロッケ」が銀賞を受賞。しかしその後のシリーズでは入賞を逃している。
今回、4店舗がエントリーしている天王町商店街の薗隆雄理事長は「天王町はいま『食べれる商店街』に力を入れている。この機会に多くの人に訪れていただきたい」と話し、区商連の会長も務める和田町商店街の村上弘一理事長は「見上商店は入賞後、多方面から大きな反響を得た。企画を通じて、区内の商業の活性に繋がればと期待している。参加店には頑張っていただき、栄冠に手をしていただきたい」と話している。
投票は7月から
人気投票は過去の4シリーズ同様に、ハガキやWEBなどで受け付ける。期間は7月1日(水)から8月31(月)日までの2カ月間で、9月下旬に金賞1点、銀賞3点、銅賞5点の入賞メニューが発表される。
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