神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2015年7月16日 エリアトップへ

急性期3病院が連携協定 地域医療体制強化へ「第一歩」

社会

公開:2015年7月16日

  • LINE
  • hatena
協定書に署名する(左から)横浜保土ケ谷中央病院の後藤院長、市民病院の石原院長、聖隷横浜病院の林院長
協定書に署名する(左から)横浜保土ケ谷中央病院の後藤院長、市民病院の石原院長、聖隷横浜病院の林院長

 保土ケ谷区内の急性期3病院(横浜保土ケ谷中央病院・聖隷横浜病院・横浜市立市民病院)が7月9日、診療実績や地域医療機関との連携体制などを礎とした包括的な協力関係を築くことで、地域連携に関する課題に適切に対応することなどを目的に協定書を交わした。今後は近隣の医療機関や診療所、介護関係機関などとの連携を図り協力体制の「輪」を拡大し、地域医療全体の質向上につなげたい考えだ。

 超高齢化社会の到来を目前に控え、介護が必要になった高齢者も、住み慣れた自宅や地域で暮らし続けられるよう「医療・介護・介護予防・生活支援・住まい」の5つのサービスを、一体的に受けられる支援体制「地域包括システム」の構築は横浜市においても急務の課題だ。

 市の試算によると団塊の世代が75歳を超える2025年の高齢者人口は現在よりも23万人増え約100万人。今回の連携協定締結は保土ケ谷区域の地域医療体制強化へ向けた「第一歩」と位置付けられる。

「異例」といえる水平的協力体制

 これまで培ってきた診療実績や医療資源を共有するため、設立母体が異なる急性期病院がこのような連携を図ることは「異例」だという。しかし3病院はこれまでもセクションごとに連携を図ってきたこともあり、協定締結へ向け2年前から「顔の見える関係作り」をスタート。医師や看護師に加え、事務担当者も会合が重ねてきた。

 市医療局の城博俊局長は「水平的な連携で画期的。横浜市域全体に広がるモデルとなって欲しい」と期待を寄せた。

「輪」を広げる

 今後は市中部地域の急性期病院や療養型病院などとも連携を図り、将来的には在宅医療支援拠点や診療医、老人保健施設、訪問看護ステーションなどとの協力体制整備を進めていく。協定書締結式で、3院長は医療機関や介護施設など地域包括ケアシステムに関連する機関をパズルのピースに例え、「様々なピースが集まることでシステムが完成する。今回の協定締結はそのきっかけにすぎない。その輪を区内、周辺域に広げていきたい」と話した。

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

運転手不足で減便続く

市営バス

運転手不足で減便続く

住民から困惑の声

4月25日

「地場ワイン」今年も上々

「地場ワイン」今年も上々

原料は川島町のぶどう

4月18日

保土ケ谷は50年で25%減

横浜市将来人口推計

保土ケ谷は50年で25%減

世帯数は2割ほど減少の見通し

4月18日

商店街舞台の演劇企画

元宝塚歌劇団大洋あゆ夢さん

商店街舞台の演劇企画

役者募集、町おこしに一手

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook