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保土ケ谷区版 公開:2015年11月26日 エリアトップへ

安全衛生優良企業に認定された鈴木工業の代表取締役を務める 鈴木 徹さん 上菅田町在住 61歳

公開:2015年11月26日

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裸一貫から挑戦重ね

 ○…労働者の安全と健康を確保する対策に積極的に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善しているとして、厚生労働省から認定される「安全衛生優良企業」。20年間にわたる無災害を継続し、関東で初めて認定された。認定に至るには、マニュアル作りから社員教育など高い水準を維持していることが求められる。「これまでの周囲の協力があってこその成果。毎日やりがいと感謝を感じている」としみじみと語る。

 ○…認定を受けた鈴木工業をはじめ、6社を統括するグループの社長として多忙ながらも、毎日の朝礼には欠かさず参加し、自らがリーダーシップをとっている。日頃から頑張っている社員を労おうと、別荘を改装して保養所も用意。「言葉よりも体を使って自らの姿勢で示す」のが流儀だ。

 ○…青森県出身。結婚後、25歳で子どもを授かると、家族を養うため一人出稼ぎに横浜へ。知らない土地でたった一人の生活に苦労したが、「家族のために『絶対に横浜で社長になる』と決めていた」と当時の決意を思い起こすかのように力強く語る。左官や土木で働いた後、31歳で独立。家族を横浜へ呼び寄せた。「悪いところが一つもない」という妻について、「宿舎に住む20人以上の従業員に、朝昼晩と食事を用意し、長年にわたり支えてくれた。二人三脚でここまで来られた」と深く感謝する。取材中も「実は今日誕生日なんだよ」と柔らかい表情を見せ、花を贈ることを明かした。

 ○…好きなドラマは、『裸の大将』。「学校は好きだが、勉強は嫌い」という共通点から主人公の山下清と自身と重ね、何度も観ていたという。「苦労した人が幸せになるべき。どん底に落ちた人間はそれ以上落ちたくないから這い上がる」と話し、「苦労は自信の裏付けになる」と言葉に力を込める。これからの目標について「世代交代に向けて、認定をはじめとし、今後も実績を残していきたい」と意気込んだ。まだまだ挑戦は続く。

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