あなたの街の歯医者さんが教えます― お子さんの食後の歯磨き
最近、食後すぐに歯をみがくと、あたかも歯が溶けてしまうような報道が新聞やテレビで伝えられたため、戸惑われている保護者の方の声を耳にします。
これらの報道は、むし歯が進行したり、酸性炭酸飲料を頻繁に摂取した結果、歯の表面を覆っているエナメル質が失われて、酸に対する抵抗性が弱い内層の象牙質がむき出しになった状態での実験結果を根拠にしています。
実際の人の口の中の歯は、よほど酸性食品を頻繁に摂取していなければ、酸に対する抵抗性がより高いエナメル質によっておおわれているので、食後すぐ歯みがきをしても、歯が溶け出すことはありません。結論としては、食後30分間隔をあけてから、歯をみがくよりも、出来るだけ早く歯みがきをしたほうが、むし歯の予防効果が高いので、安心して歯みがきをしてあげてください。
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