江戸時代から現在まで、200年以上にわたり区内西部域・川島地区で脈々と受け継がれてきた「川島囃子」がこのほど、ベトナムの首都・ハノイの劇場などで上演され、喝采を浴びた。
日本とベトナムの文化交流の一環として企画された今回の公演では3日間にわたり、ハノイ市内のベトナム青年劇場や在ベトナム日本大使館、国際交流基金ベトナム日本文化交流センターなどで日本の伝統文化を披露した。
ベトナムは親日家が多い国とされる。近年は日本食や日本文化がブームとなっていることもあり、各会場とも日本の伝統文化を一目見ようと多くの観衆が詰めかけた。
1978年に横浜市初の無形文化財の指定を受けた「川島囃子」を継承する保存会は、市を代表する文化使節として99年にはアイルランドでも海外公演を成功させている。今回のベトナム公演はこの時以来17年ぶりとなる。
渡越した保存会のメンバー11人が太鼓や鉦(かね)、唯一の旋律を奏でる笛の音色に合わせ、「おかめ」や「ひょっとこ」、「笑面」などが笑いを誘う動きを見せると、各会場とも大きな拍手がわき起こり、盛り上がりを見せたという。
保存会の三村守会長は「上演後に次回の公演日程を尋ねられるなど、喜んでいただけたと思う。文化交流の目的もしっかりと果たせたと思う。大盛況に終え、ほっとした」と話した。
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