上菅田特別支援学校(佐塚丈彦校長)でこのほど、セイコーエプソン(株)による海の世界が体感できる映像投影空間「ゆめ水族園」が開催された。400人以上の来場者で賑わい、車いすから降りて夢中で映像の魚に手を伸ばす子どもの姿も見られた。保護者からは「うちの子は一生海に潜れないと思っていたが、疑似体験できた」という声も上がった。
これは同社が有する製品や技術を活用した社会福祉事業の一環で、映像空間の動画を見た看護師の「外になかなか出られない、入院している子どもたちに見せてあげたい」との一言から生まれた企画。社内公募で集った社員が、昨年から全国の特別支援学校や病院へ赴き、実施している。今回は、他校で水族園を観た佐塚校長が「本校の子どもたちにも見せてあげたい」と交渉し、県内初の開催が実現した。
アートディレクターの山本明彦さんは「五感を刺激し、能動性とコミュニケーションを引き出す空間装置になれば」と話している。
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