桜丘高校(中島久男校長)でこのほど、先天性の聴覚障害をもちながら薬剤師や聴覚障害者の五輪「デフリンピック」の自転車競技で日本代表選手としても活躍する早瀨久美さんが人権教育の講演を行った=写真。
この日、早瀬さんは、同時通訳者を介し手話で自己紹介すると、映写機を使いながらバリアフリーとユニバーサルデザインの違いを解説。「バリアフリーというが、一概にバリアの定義はできない。障害者だけでなく、社会の皆さんが使える物がユニバーサルデザイン。スロープを遠慮して避ける必要はない」と話した。
さらに、同伴者を介助者と勘違いされて話しかけられたことなどに触れ、「筆談もできるので話したい時は、困った顔をせずに直接本人へ話しかけてほしい」と接し方について伝えた。
また、小学校で聴覚障害を自覚したことを振り返り、「音楽の話題がわからず、なぜ自分だけ聞こえないのかと思ったこともあるが、自分を好きになろうとして成長できた。自分を嫌だと思う所も含めて自分。皆さんも自分のありのままを好きになって夢に向かってほしい」とエールを送った。
|
<PR>
保土ケ谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>