あなたの街の歯医者さんが教えます― 永久歯の先天欠如【2】
28本の永久歯のうち、数本が何らかの原因により作られず、欠損している「永久歯先天性欠如」のお子さんが、10人に1人の割合でいることを前回お知らせ致しました。
永久歯の先天欠如は原因が確実に解っていないため予防ができません。
また、永久歯が欠如していると、かみ合わせが悪くなり虫歯や歯周病になる可能性が高くなります。そのため、かみ合わせを治す矯正治療やブリッジやインプラントなどの治療が必要になりますが、その多くが自費治療となります。
本来永久歯は、乳歯が脱落したその真下から生えてきます。しかしその永久歯が欠如していると乳歯が脱落せず、20代、30代、場合によっては40代、50代まで残ることもあります。幸運にも残った乳歯は、永久歯に比べてむし歯や歯周病になりやすいですから、永久歯以上に予防対策が重要になります。
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