北京五輪の4×400mリレーに出場した陸上選手の堀籠佳宏さんが1月19日、横浜市立ろう特別支援学校(和内正也校長)を訪れた。今回の訪問は、2020年の東京五輪・パラリンピックの開催に向けて横浜市が企画している取り組み。子ども達が出場経験者と触れ合うことで開催への機運を高め、市内のスポーツ振興を図ることを目的としている。
この日は小中高学部の63人の児童・生徒が参加し、堀籠さんはろう者の五輪「デフリンピック」や陸上競技などについて解説。陸上のトップ選手の技術からスポーツが上達するコツとして、常に水平な目線を保つことを伝授した。
夢に向って行動を
堀籠さんは「夢は叶わないこともある」と話し、04年のアテネ五輪に出場できず、自身も夢をあきらめかけたことを明かした。
「たくさんの人に支えられて再び4年後の北京五輪を目指し、出場できた。叶わなくても、夢に向って行動したことが大切。そのプロセスで確実に成長している」と実現できなかった場合も次の夢にチャレンジするよう訴えた。
夢へ近づく道として「行動する、勉強して進む道を大きくする、進んでは反省しもっと良い進み方を見つける、初心と感謝を忘れない」といったことを伝え、生徒たちにエールを送った。
生徒から「一番心がけていること」を聞かれると、「陸上は楽しいという気持ちを忘れないでいること」と笑顔で答えた。
その後、グラウンドで中高学部の生徒に実技講習会が実施され、堀籠さんは正しい走り方やバトンパス練習などについて指導。生徒たちは楽しそうに体を動かしていた。
|
<PR>
保土ケ谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>