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保土ケ谷区版 公開:2017年2月9日 エリアトップへ

開催中の「桜高WEEK!」で天体写真撮影会の講師を務めた 古屋 好祥さん 桜丘高校副校長 58歳

公開:2017年2月9日

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学問本来の面白さ伝える

 ○…生徒らと地域住民が交流する場として5年前から続く「桜高WEEK!」。プレイベントとして開催した天体写真の撮影会では講師を務めた。副校長就任前に教えていた物理や地学などの知識に加え、天文部やコンピューター部の顧問経験を活かし、よどみなく解説。教える姿はいきいきと輝いていた。「横浜でも簡単に撮影できることを知っていただき、星を身近に感じるきっかけになれば」

 〇…星との出会いは高校時代。野球部員として汗をかいた帰り道、夕焼けの空に尾を引くウエスト彗星から目が離せなかった。大学で友人と観測した流星の爆発をきっかけに一気に天文の世界に惹きこまれた。所属した天文サークルでは、「観測所の主」と呼ばれるほど観測にのめり込んだ。卒業後は、「大学で学んだことを子ども達に伝えたい」と理科教師の道へ。

 〇…横浜市出身。幼少期から好奇心旺盛で愛読書は図鑑と百科事典だった。釣りなど自然の中で遊ぶことが多かったという。自然と生き物への愛は今も変わらず、夏は家族で山にハイキングへ。天文部の顧問時代も合宿先で池を見つけると網を片手に水カマキリや蛙の卵を探し出す。「見つけちゃうとついね」。大切にしている言葉は「自分に誠実に」。豊かな知識や行動力は、自分の好奇心に素直に学び育まれたのかもしれない。若手教員には、専門を持つよう助言している。「語れるものがないと良い話はできない。受験のためだけでなく、学ぶ教科本来のおもしろさも伝えたい」。

 〇…「あくまで天文は趣味」と話すが、顧問時代は日本一の天文部になることを考えていたという。過去には、学会の高校生シンポジウムで、デジタルカメラで星の明るさを測定できることを発表し、天文部として最優秀賞を受賞。市教委から横浜優秀教員として表彰されたことも。「この先も教える道に関わっていけたら」。飽くなき好奇心とともに学び、教え続ける。

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