相模鉄道(株)と横浜市は2月16日、3月5日(日)の始発から星川駅―天王町駅間の下り線を高架化すると発表した。4日(土)の最終列車後に線路切り替え工事が行われる予定。これに伴い5日の初列車から星川駅の下りホームは高架上に変更される。
遮断時間は3〜4割減少
相鉄本線が区域を横断する保土ケ谷区において、踏切渋滞の解消は大きな課題だった。今回、下り線が高架化される連続立体交差事業で整備が進められているのは星川6号踏切付近から天王町1号踏切付近までの区間およそ1・8キロメートル。市道路局企画課によると区間内の踏切遮断時間は、3割〜4割程度減少するとしている。
当該区間の踏切は朝夕のラッシュ時には1時間のうち、遮断時間が40分を超えるいわゆる「開かずの踏切」状態の箇所も多い。5分以上に渡り遮断機が下がり続けることも珍しくなく、遮断機が上がると同時に急発進する車両や、警報機が鳴りだしても無理にわたる歩行者なども見受けられた。
安全面のみならず、踏切渋滞を解消し、住民生活の向上を図ることは、区の活性化においても欠かせないとの見方が強い中、2002年度に事業がスタート。当初12年度中の整備完了を目指したが、11年度に新耐震基準の適用による追加工事の実施や工事中の騒音・振動対策、用地取得の遅れなどを理由に工期を延長していた。
上り線は18年秋
14年の時を経てまずは下り線が高架化されることになるが、同局によると上り線の運転も高架に切り替えられるのは18年秋となる見通し。その後、既存線路の撤去や天王町駅、星川駅の改築工事、周辺道路などの整備を進めるとしている。
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