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保土ケ谷区版 公開:2017年3月23日 エリアトップへ

ほどがや防犯川柳コンクールで最優秀賞を受賞した 樋口 裕(ゆたか)さん 東川島町在住 60歳

公開:2017年3月23日

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若さの秘訣は挑戦心

 ○…「本物の息子が電話をかけてきたらどんなやり取りをするか考えてみた」。初めての応募にも関わらず、オレオレ詐欺を見破る鋭い一句が評価され、最優秀賞を受賞。「ノーベル賞をもらったくらい嬉しい」と屈託なく笑う。応募のきっかけは、散歩中にふと目にとまった町の掲示板。「おもしろそうだな、と思いついたままに応募してみた。余った年賀状でね」と肩をすくめて笑顔を見せる。

 〇…東京都で生まれ育ち、幼少期から好奇心旺盛な性格だった。水泳や陸上にラグビー、興味を持ったことは何でもすぐに挑戦した。長らく情報通信の仕事に打ち込んできたが、50歳で退社。「今まで経験したことがない新しいことに挑戦してみよう」と、数年ごとに仕事が変わる派遣会社へ。「力仕事をすることもあるが、自分の五体でできることとできないことがすぐにわかり、おもしろい」と活き活きと話す。

 〇…大切にしているのは、新しいことに挑戦し続けること。「歳をとると、昨日までできたことができなくなる。だからこそ、誰でもできることでも自分ができると嬉しい」。やりがいと喜びを噛みしめる。昨年、務めていたコールセンターでその熱心な仕事ぶりが評価され、会社で個人表彰を受けた。「これから毎年一つ、何か賞をもらえたらおもしろいかな。それも狙わず自然と獲れたら」と微笑む。取材中も飾らず常に自然体で朗々と話す姿が若々しく、印象的だ。

 〇…若さの秘訣、挑戦心の源である好奇心を満たす趣味の一つが、乱読。毎年正月になると、技術、経営、経済、哲学などあらゆる分野の専門書を古本屋で両手一杯になるほど買い込み、時間を見つけては読んでいる。「いくつになっても新しい発見ができると嬉しい」。これまでの経験を仕事にしようと現在、起業という新たな夢に燃えている。「60歳は人生の節目。無理せず、わがままにやりたいことに挑戦していきたい」

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