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保土ケ谷区版 公開:2017年6月22日 エリアトップへ

神奈川県空調衛生工業会の会長に就任した 有井 清さん 新井町在勤 49歳

公開:2017年6月22日

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信念を持って働く大切さ

 ○…県内の空調工事業者など約70社が加盟する、一般社団法人神奈川県空調衛生工業会の会長に先月就任した。「皆と協力し合い、世の中の役に立つことができれば」と抱負を語る。これまで県や横浜市と震災時の公共建築物の点検や応急措置に関する協定を締結し訓練に参加するなど社会貢献に取り組んできた。これからは「人材育成にも力をいれたい」とも。高校生のインターンシップの場を提供し、昨年は先生を対象に仕事をより理解してもらうために現場見学会を行った。「若い人材を確保したい」と意気込む。

 ○…新井町の株式会社ヨコレイの社長として、この秋で15年を迎える。「この会社に入ってよかったと感じてほしい」との思いから、社内に委員会を立ち上げ、働きやすい制度やイベントの立案を行っている。「何かの時に安心して長期間休める有給休暇の積み立て制度を作ったり、社員の家族とかるがもマラソンに出たり。秘書検定も全員持っています」と、話す表情は実にイキイキ。社員を愛する気持ちが十分に伝わる。

 ○…生まれも育ちも中区。本牧の海が近く、小さいころから釣りが好きで、進学したのは北里大学の水産学部。「三陸で鮭の研究をしていました。鮭も高齢化が進んでいてね」と、懐かしむ。東日本大震災のときには、当時お世話になった下宿先を拠点にしながら、中古のエアコンを何度も運び復興を支援した。

 ○…「中小企業が人を集めるって本当に大変。どうしたらうちを選んでもらえるかと考えていたら、とがったことをしないとね」と明るく話すが、苦労した時代もあった。その時に出会ったのがミッションマネジメント。”設備のコンビニエンスカンパニー”というミッションを掲げ、社員と思いを共有した。「信念を持って働いてほしい」と思いを込める。「ミッションって本当に大切。ミッションの大切さを伝えるのも私のミッション」と付け加えた。

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