JR保土ヶ谷駅が開業130年を迎えた。これを記念し、JR東日本横浜支社は1887(明治20)年7月11日に同時開業した東海道本線・横浜―国府津間の6つの駅で、8月31日(木)まで同線の歴代の列車をデザインした記念スタンプラリーイベント実施している。
当初計画は中山道
東海道本線は現在、東京駅を起点とし、神戸駅を終点としている。しかし当初は東京と関西を結ぶ鉄道計画は、東海道と比べて開発が遅れていた内陸の中部山岳地帯を通る中山道経由で構想され、1883年には建設が内定。海上からの攻撃を避けることも理由だったが、調査過程で険しい山岳地帯を越える中山道ルートは難工事が予想されたため、政府は1886年に工期を大幅に短縮できる東海道に沿ったルートに変更を決定した。
翌年7月11日には横浜―国府津間が開通し、区間内に程ヶ谷(現・保土ヶ谷)・戸塚・藤沢・平塚・大磯・国府津の6駅が開業。その後、程ヶ谷駅は乗降客も多くなり、同駅を中心に交通体系が広がりをみせた。
1931(昭和6)年10月には「保土ヶ谷駅」と字句が改められ、現在は1日に6万7千人を超える乗降客数を誇る。
人気の80系
開業130周年を記念した今回のイベントでは、開業時の6駅に東海道本線を走った歴代の列車を絵柄にしたスタンプを設置。すべてを集めると先着2千人にオリジナルマグネットシートがプレゼントされる(スタンプはラリー終了後の2018年7月10日まで設置)。
保土ヶ谷駅のスタンプには戦後間もない1949年に登場して以来、東海道本線を走る車両の象徴ともいえる緑色とオレンジ色の車体が印象的で今なお、鉄道ファンからの根強い人気を誇る80系・通称「湘南電車」の図柄が採用されている。
このほかにも、開業130周年記念イベントとして、駅改札コンコースで7月31日(月)まで「電車と花」をテーマに昴保育園の園児が描いた絵画も展示され、心温まる子どもたちの作品に駅利用客らが目を止めている。
保土ケ谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>