機転の利いた消火活動を行ったとして保土ケ谷消防署(宮代徹署長)は9月4日、保土ケ谷中学校3年生の月岡虎大(こお)さんと名嘉大和さんに感謝状を贈呈した。
二人は先月24日、和田町の地蔵祭りに向かう最中に宮崎橋の地下道で、原付バイクのハンドル付近から炎が上がっているのを発見。手近に消火用具がなかったことから、自身が持っていた飲料水と、近くにあった清涼飲料水の自動販売機からペットボトルの水を購入し、その水をかけ消火。その後、消火活動に気づいた近隣住民が119番をした。二人は「消さなきゃと思ったけど、近くに何もなかった。来る途中に自動販売機があったことを思い出し、これしかないと思った」とふり返った。素早い消火活動に近隣住民からも「ありがとう」と声をかけられたという。
宮代署長は「機転を利かせた行動が被害の軽減につながった」と大変感謝し、「中学生は地域防災の大きな力であり、大災害時などでも自らの身を守るとともに、周囲の状況で何かできるかを考えてもらえたら」と話した。同校窪田智明校長は「当校の生徒の行動が社会に貢献し、他の生徒の模範になり大変喜ばしい」と言い、感謝状の贈呈に月岡さんは「とても嬉しい」と話し、名嘉さんは「すぐに消すことができてよかった」と安堵の表情をうかべた。
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