15年にわたり行政相談委員として活動し、総務大臣表彰を受けた 新関 惠子さん 星川在住 73歳
自ら学び豊かになる
○…2002年に区から行政相談委員に委嘱されて15年。「相手の立場に寄り添って落ち着くまで話を聞くこと」を心がけ続けてきた活動が評価され、10月10日に総務大臣表彰を受けた。「神奈川行政評価事務所の所長から総務大臣表彰に推薦されたと連絡があったときは驚いた」と話し、受賞後に周囲の人からお祝いされ、「喜びは徐々に湧いている」と照れながら笑った。
○…壁にかけられているカレンダーはスケジュールで埋め尽くされてる。「予定のない日があって家にじっとしていると、彼女は落ち着かない。外に出ていろいろと活動することが彼女の生きがいなんだよ」とご主人は笑う。40代からボランティア活動を始め、現在、行政相談委員を含め3つの役員を兼任し、精力的に活動している。「様々なことに興味を抱いて学ぶ。学ぶことで自分自身が豊かになっていくのよ」と話し、勉強会に積極的に参加しては様々な相談に対応できるよう日々研鑽している。
○…興味を持って学ぶことは仕事だけにとどまらず、趣味にも及ぶ。4年ほど前から始めた写真撮影は県内のコンクールでも何回も賞を取るほどの腕前。撮った写真は画像加工ツールを駆使するほどのこだわりだ。今ではこれまで学んできたことを活かし、月に1回カメラ教室を開催している。座っている横にはカメラが2、3台置かれ、きれいな風景写真が目につく。棚には一つ一つのフレームに家族の写真が丁寧に飾られ、「自然体で撮れているほうがいいの」と孫の写真を手にして優しく見つめながら話す。
○…「地域に住んでいる方に受け皿があるということを理解してもらって次の担い手に引き継いでいければ」と話す一方で「主人との時間も大切にして一緒に生活できれば」と話す。仕事とプライベート。カレンダーの予定が埋まり続けている限り、今後も精力的に活動し続けていく。
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