あなたの街の歯医者さんが教えます― 高齢者、有病者に大切な口腔ケア 保土ケ谷歯科医師会 連載コラム【25】
肺炎は、65歳以上の高齢者においては「がん」「心疾患」「脳血管疾患」に次いで多くみられる死亡原因となっています。肺炎発症原因の多くは、「誤嚥」という現象です。高齢者は、加齢とともに、飲み込む力や、吐き出す力が低下して、口の中の細菌を唾液とともに誤嚥しやすく、気管内に侵入した細菌によって、肺炎を引き起こすと考えられます。
このような、口の中の細菌が原因で起こる肺炎を「誤嚥性肺炎」といい、患者さんの肺からは、口の中の細菌が高い頻度で見つかっています。このため、口腔内の細菌を減少させるために、口腔ケア(口の中の清掃)が重要となります。口腔ケアには、毎日の歯ブラシ(セルフケア)と歯科医療従事者による口腔清掃(プロフェッショナルケア)の継続が重要です。かかりつけの歯科医院で、定期的な健診をされることをお勧めします。
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