保土ケ谷消防団と西消防団の合同震災対応訓練が先ごろ帷子小学校で開催され、両消防団から117人が参加した。
訓練は大規模震災発生時に消火栓が使用不能となった状態を想定し、河川や学校のプールなど自然水利から火災現場まで複数のポンプによる遠距離中継送水を行い、消火活動を行えるようにするもの。可搬式消防ポンプ2基は帷子川から、もう2基は小学校のプールからそれぞれ取水、中継しながら4線4口の放水を実施した。
杉山哲昭保土ケ谷消防団長は、「8回目の合同訓練だったが、初めて帷子小学校で行った。自然水利を利用して消火活動が円滑に行われるように、消火技術を高めてほしい」と語った。
またこの訓練は、消防隊や近隣消防団との連携や協力体制の構築も目的としており、保土ケ谷消防署の宮代徹署長は、「訓練を重ねることで近隣消防団との顔の見える関係が、いざというときに役立つ」と言い、「震災時はこうした自然水利からの取水になるので普段から資機材の取扱いになれる必要がある。今回の訓練は非常に効果が高かった」と評価した。
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