桜丘高校の「街並み歴史同好会」が調査を進めてきた明治から昭和初期にかけての保土ケ谷の歴史変遷を発表する展示会が、3月末までJR保土ヶ谷駅のビーンズ内で行われている。
「街のルーツを街づくりのツールに!」をテーマにフィールドワークを重ね、古地図を読み解く活動をつづけている同同好会。地理歴史科の加藤敬教諭が顧問を務め、保土ケ谷周辺や東京などでも活動している。
今回、展示されているのは、会の発足以来、歴代の所属生徒が集めてきた保土ケ谷域の明治から昭和初期にかけての資料だ。会場には1882(明治15)年、1922(大正15)年、1931(昭和6)年の地図が掲示され、それぞれの地図上にその時代を象徴する変化が記されている。
加藤教諭は「明治期には塩田もあり、海が近かったことがわかる。大正期には国内最大級の工業地帯が生まれ、昭和期の地図には交通網の整備が見て取れる。市電や国道1号線も整備され、水道道もある。保土ケ谷は都市の近代化の象徴」という。
初日となった16日には展示スペース前を通りがかった人が立ち止まり見入る姿も数多くみられた。
現在は1年生1人
現在、同好会に所属する生徒は1年生の亀田拓暉さん1人。地域の歴史講演会に参加するほか、週末は加藤教諭とマンツーマンで江戸時代の地図を辿り、横浜や東京を歩く活動などを続けている。「先生の人柄にひかれた。自分の興味を満たすことができる活動なので満足しているが、一緒に活動する新入生が入ってくれれば」と話している。
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