神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2017年5月18日 エリアトップへ

一番茶摘みを体験 新井小4年生

教育

公開:2017年5月18日

  • LINE
  • hatena
新茶を摘み取る児童
新茶を摘み取る児童

 新井小学校(能登正明校長)の4年生の児童およそ80人が5月上旬、学校近くの新井町公園でお茶摘みを体験した。

 同校では3年生の総合の時間で新井地区のかつての地場産業だったお茶栽培の歴史を学んでいる。同公園の茶樹を管理する「茶樹の会」のスタッフらから、歴史を聞き、茶樹の世話をつづけてきた児童(新4年生)はこの日、スタッフらの指導を受けながら、丁寧に今年の一番茶を摘み取り、製茶作業の荒もみやホイロもみも体験。パック詰めされた「新井茶」を自宅に持ち帰った。

 今後、6月にはこれまでの学習成果を発表する「お茶の博物館」が校内で開かれ、活動が新3年生に引き継がれる。

昭和初期まで地場産業

 幕府の領土だった林を新井忠兵衛という人物が宝暦年中(1751〜1764)に開発した「新井新田」。傾斜地で生産性の低い畑が多かったこの地で、明治7(1874)年、黒崎平七がお茶の栽培を始めたとされている。

 当初、茶畑は番茶の生産が主流だったが、茶栽培の先進地である宇治や駿河から茶師を招き、技術を習得するなど、製品の改良に努力を重ね、明治16(1883)年には、兵庫県神戸の製茶共進会に出品。せん茶が入選するほど品質も向上した。

 地場産業として定着した茶園は昭和12(1937)年ごろまで、栽培が行われていたが、戦時中の食料増産体制で茶畑はサツマイモ畑や麦畑にその姿を変え、戦後は大規模団地の建設や宅地開発などで次第に衰退した歴史がある。茶畑があった名残として同校の校章は茶葉と花が図案化されている。

製茶作業も体験
製茶作業も体験

保土ケ谷区版のローカルニュース最新6

行政書士による無料相談会

行政書士による無料相談会

4月26日

4月18日

パフォーマー37組が出演

パフォーマー37組が出演

4月20・21日、野毛大道芸

4月18日

無料で講師派遣

防災講習会

無料で講師派遣

実践的な取り組みねらい

4月18日

新入学児の交通安全願う

新入学児の交通安全願う

安協など、「守る集い」企画

4月18日

コンビニが詐欺阻止

コンビニが詐欺阻止

保土ケ谷警察から感謝状

4月18日

高齢者を事故から守る

イオン天王町

高齢者を事故から守る

地域住民らと啓発活動

4月18日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook