区内小野町の横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校の野球部が、7月10日から開幕する第93回全国高等学校野球選手権神奈川大会に初出場する。2009年の開校と同時に創部し、3年目で初めてとなる”夏の甲子園への道”に挑む。
「補習などが忙しくて、練習は3人だけという日も多かった」
主将を務める曽根康平くん(3年)は、創部当初をそう振り返る。同校野球部は、開校してすぐ「野球部を作りたい」という8人で創部。「初めは道具もなく、ボールとグローブと体だけ」という状態で、守備練習などのためのノックも、代わりに手で投げていた。
練習メニュー部員で
現在、部員は女子マネージャー2人を含め26人。練習は、グラウンドを使用する他の部活動との兼ね合いから、週に3日のみ。そんな中での練習だが、「やらせられる練習にならないように、何のためにこの練習をやるのかなど、自分たちで考えてやっている」と曽根くん。チームの課題を部員同士で話し合った上で練習メニューを考案している。
昨夏、今年3月で閉校となった近隣の県立鶴見工業高校から野球道具を譲り受け、練習の効率も上がった。「本当に有り難かった。(昨年の)秋から公式戦では1度も勝っていない。公式戦で勝ってから引退したい」と曽根くんは意気込む。
初戦は7月13日(水)俣野公園・横浜薬大スタジアム13時30分〜対浅野高校。
甲子園への切符かけ区内から6校が出場
今夏、区内からは横浜サイエンスフロンティア高校を含む6校が神奈川大会に出場。甲子園への切符をかけ、熱戦を繰り広げる。
区内出場校と初戦の日程は以下のとおり。
▼県立鶴見総合高校(対秦野総合高)12日(火)13時30分〜横浜スタジアム
▼県立鶴見高校(対桜丘高)13日(水)11時〜俣野公園・横浜薬大スタジアム
▼橘学苑高校(対横浜商大高)13日(水)11時〜横浜スタジアム
▼市立東高校(対慶應藤沢高)13日(水)13時30分〜藤沢八部球場
▼鶴見大附属高(対川崎総合科学高)14日(木)11時〜等々力球場
|
<PR>
鶴見区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|