東日本大震災以降、原発事故の影響で起こった電力不足は、夏本番となり正念場を迎えている。市内でも官民を挙げて節電対策に取り組む中、8月1日から市内各区役所で窓口の受付終了時間が15分早まる。行政として先頭に立つ鶴見区役所での取り組みはどんなものがあるのだろうか。その取り組みを聞いた。
終了時間は17時に
区役所窓口の受付終了時刻の変更は、震災を受けた節電対策として市が策定した「横浜市節電・省エネ対策基本方針」のうちの一つ。
市役所では昼休みを変更することで電力ピークの分散を図る「ランチシフト」を行っているが、区役所では昼休み中も窓口対応が必要となるため、終了時刻を前倒しすることで節電を図ることとなった。8月1日から9月30日までの期間、17時15分までの受付時刻が17時までに変更される。
節電積み重ね
夏至となった6月22日、13時から15時の電力使用量を前年同日比15%削減するという「節電チャレンジ」が県下一斉に実施された。県全域では13・4%の削減となったが、区役所単独では38・6%に達したという。
具体的に取り組んだのは、昼休みの消灯や執務時間中の減灯、PCの省電力設定、暖房便座の停止、エレベーターの使用自粛などの小まめな節電を実施。チャレンジ以降も継続しており、「私たち区役所も、小さなことを積み重ねて工夫しています」と区企画調整係の安達理恵さんは話す。
キッズエコフェス
そんな中、子どもたちにも地球温暖化対策や節電の重要性を知ってもらおうというイベント「つるみ・キッズエコフェスタ」が、8月18日・19日、鶴見区役所で行われる。
イベントは、エコ科学実験やエコマジックといった楽しみながら節電や温暖化対策を学ぶ機会として企画。こうした内容の子ども向けの大きなイベントは初となる。
区役所は、「家族で楽しく節電、省エネに取り組むきっかけになれば」と話している。イベントは参加無料。希望者は当日直接。
キッズエコフェスタの詳細問合せは、区役所企画調整係【電話】045・510・1677へ。
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