大本山總持寺で9月10日、東日本大震災で亡くなった方への被災物故者追善法要と、被災地の復興を願う復興祈願法要が行われた。法要後には、福島県宗務所所長の吉岡棟憲老師による特別講演「被災地からのメッセージ」もあった。
總持寺では毎朝、物故者への供養と復興祈願が行われているという。区民らが参加する震災法要は、49日法要から2回目。今回は、約150人が参列した。中には「鶴見区の代表として震災法要に参加した」と、山崎幹夫鶴見区長の姿もあった。
江川辰三(しんざん)禅師は、「早6カ月。未だ新聞やテレビで限りなく報道されている。日本中が何とかしなければと必死になっているところ。日増しに増える物故者への追悼と一日も早い復興を願いたい」と話した。
特別講演では、吉岡老師が南三陸町の仲間が流されたことや、知り合いの寺での避難生活の話など、被災地の状況を語った。
吉岡老師は、遠くにいる人に何ができるかとした上で、「人間は忘れる生き物。風化ほど辛く悲しいものはない。苦しんでいる人への思いやりの心はなくさないでほしい。被災者には同じ目線で接してほしい」とメッセージを送った。
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