馬場にある徳雄山建功寺=枡野俊明住職=で現在、多摩美術大学の学生が、大晦日の夜を3千本の竹灯で彩る「萬燈除夜の鐘」の準備に追われている。
この企画は、同大の教授でもある枡野住職が、「日本の美しさ、瞬間の美を学生に体験させたい」と17年前から始めたもの。最近では、地元住民から学生たちへの差し入れや、「今年はどんな灯りか」といった問い合わせがあるなど、恒例のイベントとなっている。
テーマは「わ」
学生が主体となり演出から運営まで手がける萬燈除夜。今年は学生14人が参加し、12月に入ってからは、ほぼ毎日、建功寺に通っている。
今回のテーマは、漢字の輪と和をかけた「わ」。東日本大震災や台風などの災害に見舞われた今年、ニュースなどで人々が助け合う姿を見て決めたという。
当日は、境内など同寺の敷地を「今のあなたを迎え、未来の始まりと出会う場所」「ゆっくりと今年を振り返る場所」「未来へと思いを馳せる場所」「あなたを未来へ送り出す場所」という4つのゾーンにわけ、それぞれコンセプトに沿った光の演出を施す。参拝者も3百円で献燈が可能だ。
リーダーの真栄城奈緒さんは、「今年あった辛かったことも楽しかったことも思い出してもらい、新しい1年を迎えてもらえたら」と話す。
時間は午後11時30分から午前1時30分ごろまで。入場無料。問合せは建功寺【メール】info@kenkohji.jpへ。
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つるぎん27日に4月25日 |
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