鶴見小学校(森孝昭校長)の松本必子(さだこ)教諭と、市場中学校(吉原昌子校長)の安藤みつ子教諭の2人がこのほど、優秀教員として2011年度の文部科学大臣表彰を受けた。
これは、全国の教員から学校教育での実践などで成果を挙げた人を文科相が表彰するもの。今回は全国で847人、市内で16人が選ばれ、区内では2人が受賞した。
児童指導に評価
鶴見小で教務主任を担当する松本教諭は、教員歴32年で同校へ赴任し7年。担任を持たず、横浜市が昨年度から設置を進めた、いじめや不登校など児童が抱える問題に対応するための児童支援専任教諭として勤務。今回は、そうした児童指導の姿勢が評価され受賞にいたった。
松本教諭は、「特別なことは何もしていないし、担任の方が大変」と謙遜しながらも、「担任が学習面に全力を注げるように、これからも変わらずにそれ以外の部分を見ていきたい。児童が楽しく学校に来られるように」と今後の決意を語っていた。
変わらぬ熱意
安藤みつ子教諭は、国語科の教員として30年のキャリアで市場中に来て5年。定期実施している漢字テストの結果などを載せた「こくご日記」という手製の新聞を30年発行。作文は良くできた生徒の良い点を公開することで、生徒の学習意欲を高めようとするなど工夫しており、そんな教科指導が評価された。
受賞については、「素晴らしい先生は他にもたくさんいる。特別なことはしていない」と口を揃え謙遜。「書ける子は考える子。書ける子を育てたい。色んな子にスポットライトが当たるように指導したい」と変わらぬ取組みを誓っていた。
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