「誰もが立ち寄れる気軽なサロン」として、2010年に自治会や区内団体の会員らが整備した鶴見ふれあい館(豊岡町)でこのほど、高齢者の居場所づくりの取り組みが始まった。
主催するのは、鶴見区ボランティア連絡会(松尾忠夫会長、以下ボラ連)。企画しているのは、お楽しみふれあい会食会だ。
ボラ連は、もともと寺尾地区センターで30年以上、高齢者給食を実施していたが、調理場の使用時間に制限があることなどから開催場所の変更を模索していた。ふれあい館には調理場がないものの、同館と地域の協力により、近隣飲食店などからの宅配などで会食を実現した。
会は現在、毎月第3土曜日に開催(午前11時30分〜午後2時ごろ)。会食以外のレクリエーションも行う。
5月19日は、区内ですし店を営んでいた元職人の寺堀優さんが腕前を披露。参加した約30人が舌鼓を打った。馬場町在住の91歳の女性は、「毎回楽しみ。参加すればみんな友だち」と楽しげな様子だった。
松尾会長は、「特にひとり暮らしの高齢者が外に出て交流することで一人じゃないということを知ってほしい。寺尾から豊岡に移り、参加者も増えるので、地区を越えた交流のきっかけになれば」と話していた。
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