鶴見区(山崎幹夫区長)はこのほど、2012年度区政運営方針を発表した。今年度は、「安全・安心」「福祉」など6分野を柱に、49の自主企画事業を展開。東日本大震災を踏まえた防災強化事業や、経済活性化を目指す新規事業などに重点を置く。
区政運営方針は、区民ニーズを把握し暮らしやすさの向上や、区民・事業者との協働、課題に挑戦する人材育成などを基本的な考えとして策定されるもの。
鶴見区が掲げた今年度の基本目標は、「笑顔と元気の輪が広がるまち『つるみ』」。08年から継続して使用していた目標を変更し、新たな意気込みで臨む。自主企画事業は49事業で、予算は1億4862万円。
重点は3つ
重点事業は、「区の防災強化」(708万円)、「千客万来!世界が見つかるつるみ発信事業」(281万円)、「つるみ元気な地域づくり推進事業」(526万円)。
このうち防災強化では、東日本大震災の教訓を踏まえた取り組みを実施。区内31カ所の防災拠点や、災害時に対策本部となる区役所に防災備蓄品、資機材などを揃える。さらに、大雨などで冠水する地区を対象に、土のうなどの資材を投入する。
魅力つなぐ土台を
鶴見の魅力を活かしたまちづくりでは、新規事業として「つるみ発信事業」を展開する。
これは、2012年が生麦事件から150年、JR鶴見駅開業から140年といった様々な節目の年にあたるため、連携して鶴見の魅力をアピールしていこうという企画。毎年秋に行われている臨海フェスティバルや、各商店街のイベントなどを一つにまとめ、鶴見の魅力を区内外に発信していく考えだ。区は、「今年だけで終わらず、来年以降につながる土台を作りたい。鶴見の元気を見せ、地域経済の活性化になれば」と話している。
このほか、多文化や福祉の取り組みも推進していく。
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