高齢者交通事故 競技会で減少目指す 鶴見警察署が初開催
鶴見警察署(渡邉道雄署長)は10月15日、65歳以上の高齢者が運転技量や知識を競い合う「地区対抗シルバードライビング競技大会」を初めて開催した。参加者は走行試験や学科テストを通じて日頃の運転マナーを点検した。
競技で関心高める
同大会は、高齢者が現在の運転技量を確認することで事故防止を図ろうと、鶴見警察署が企画した。
区内で10月21日までに発生した高齢者の関係する事故は、前年比マイナス45件の152件。総件数601件のおよそ4分の1を占めることから、同署ではさらなる高齢者の事故減を目指している。
今回は、新鶴見ドライビングスクールに協力を呼び掛け、同スクールを会場に実施。これまで同スクールで実技指導は行われてきたが、競技会形式では初めて。通常の指導では募集がなかなか集まらず、より強い関心を持ってもらおうというねらいがある。
点検に苦戦
当日は、区内15連合町内会が参加。各町内会から65歳以上の高齢者が3人1組で選出され、法規走行部門、車両点検部門、交通法令部門にそれぞれ出場した。
法規走行部門に参加した山田清さんは、「いつもより慎重に走った。免許を取った学校でもあるので懐かしい」と話していた。
参加者が一番苦戦していたというのが車両点検部門。「習慣化しておらず、慣れてなさそうな人が多かった」と同署は話す。
交通法令部門では、学科テストが実施された。交通ルールに関する○×問題50問が出題された。
次回開催は未定だが、「できれば今後も続けていきたい」と同署は話していた。
寺尾地区が総合1位
大会の結果は以下の通り(順不同・敬称略)。
【総合】第1位=寺尾地区自治連合会▽第2位=潮見橋地区連合会▽第3位=潮田西部地区自治連合会【部門別優秀者】法規走行=山田清(潮田東部地区自治会連合会)▽車両点検部門=青山富男(豊岡地区連合会)▽交通法規=谷口和弘(小野町地区自治連合会)
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